Rated 5 out of 5 stars

遅ればせながらの Review です。
丁度、一年前から使用を始めました。
非常に有意義な機能で、気に入っています。

経験上、導入方法(install と set-up)と実際上の使い方(How-to)が平易ではない(It's Not Easy)と感じたため、簡単な解説を加えます。

①導入方法(install と set-up)と実際上の使い方(How-to)は、「ThunderbirdのHelp」→「プライバシーとセキュリティの設定」→「メッセージのデジタル署名と暗号化」で詳述されています。Tutorial(対話)形式で、解りやすくまとめられているのですが、解説量が多く、読み進めること自体の時間を要しますが。
②公開鍵「GnuPG」の入手が必要になります。数種のバージョンがありますが、Win版では「Gpg4win-Vanilla」(4MByte)で十分です。full version (30MByte)/-Light版(13MByte)は、「Enigmail」では使用することがない(パワーユーザー用途の)高機能版です。
③「Enigmail」の install を実行すると「設定ウィザード」が起動するので、各種の設定は簡単です。
④(Enigmail の)default は、英語/独語です。(解説は省きますが)多言語化は可能です。
⑤「秘密鍵」の作成と管理は、Kee-Pass(KeeFox)などの「パスワードマネージャー」の活用を推奨します。「Enigmail」でのパスワード認証は、自動ログイン機能もコピペ(Copy & Paste)も受け付けないので、作成時には(手入力に不自由しない文字種の選択などに)注意が必要です。
⑥「Enigmail」を使用すると送信用のメッセージは、「プレーンテキスト」形式に限定されるので、絵文字や修飾表示機能、文字種・サイズ変更などの使用が制限されます。
※HTML形式でメッセージを作成した場合は、送信時に plain-text(ASCII)への変換が成されますが、一部に文字化けが生じます。
⑦不測時における「失効」処理が可能です。⑧「公開鍵」なので、鍵の完全消失(Lost)のリスクもありません。

導入時と使用時に多少の難解さを感じたり、(プレーンテキスト形式に)面白味を欠いたりするとも思われますが、システムの完成度(安全で確実な暗号/複合化、高速通信化)を優先させた結果として、理解できます。

確実に動作します。私信の Security 対策に、必要不可欠な推奨品です。

This review is for a previous version of the add-on (1.7.2).